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自分の道

作品が空洞化しないように、年に1本のペースで

雑誌に詩と写真を連載して、自分の本心をまとめています。

それがミニコミ誌「ハオ」です。

いつものお教室では、なんだか照れくさくって言えないし、

そういう雰囲気でもないので、口に出せない言葉達です。

でも、そういうところもちゃんと表現していったほうがいいんじゃないかなとおもって、

5年くらい前から始めました。

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バッグの個人本を出す前は、全国8か所のハンドメイド委託ショップさんで

作品を置いてもらったりしていたのですが、

そのときは無我夢中でやってました。

自分らしい作品て何だろうと、いつも考えながら、

答えは見つからないまま、突っ走っていました。

そのときは、いつか振り返ったときに、足跡が続いていたら、

それが自分らしい作品になっていくだろうと、ぼんやりと感じていました。

それから本を出し、手作りバッグ教室を始めて4年半。・・・でもまだ旅の途中。

歩いてきた道は、まだまだ近すぎて、私にはくっきりと見えないのかもしれない。

でも、全国各地から、さんがつのバッグ講座に足を運んでくれる人のことを思うと、

’私はこの道でいいんだな’と、おもいます。

12_2 

今年も、ひとつ、思いをまとめる時期がやってきました。

書いてます・・・

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と、こういうことを日記に書くことは、

買ってくださいの押し売りみたいで、とても嫌だったんですが、

言葉にしていかないと伝わらないことってありますよね。

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私の一番の谷間は、修士課程の大学院生だった時です。

修士課程は10名ほどいて、そのなかから博士課程へいける席は3名、

ひとりは国からお金が出ている留学生でひとつ埋まっていて、残る席は二つ。

国文学だったので、同じ年代を専攻している人はいけないとか、

男性社会でしたので男子有利とか、日大の4年制から上がってきた人のほうが、

外部受験者より有利とか、いろいろな噂があって、

表面的には穏やかに見えましたが、

水面化では、他より自分が一歩リードしようと、醜い争いがありました。

純粋に文学研究が好きで、もっと知りたいという気持ちから入った大学院でしたが、

過酷なレースが待ち受けていました。

周りはみんな敵として見てくる。

つらかったという言葉で表すには、その言葉が軽く感じられてしまうほど、

辛い毎日でした。

そして味わった初めての挫折。

それまではまだ蒼く、続けていればいつか形になると信じていて、

やめることができないでいましたが、

ここで踏ん切りをつけて新しい道を選択するのも、

決して階段を下りることにはならないと、自分に言い聞かせ、

国文学修士号を取って、博士課程に進学するのをやめました。

好きなことをやめるのはとても辛かったけれど、精神的にぼろぼろでした。

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桜上水からの帰り道、立ち寄った新宿オカダヤで赤い夏糸を一袋買いました。

それまで編み物なんて忘れていたけれど、

夢中になって、サマーセーターを編みあげました。

編んでいる間は、ニッティングハイという言葉通り、

赤い糸を、つながってからめていく作業に没頭していると、

背負っている荷物をおろせた気持ちがしました。

国文学と決別し、編み物と再会して、バッグに出会い、今ここにいる私です。

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